パリオ祭スケジュール

パリオをフルに楽しもう!

一般的なパリオ祭のイメージは7月2日と8月16日の馬のレース。確かに興奮が頂点に達するまたとない瞬間ですが、それだけを観るなんてもったいない!パリオ祭の醍醐味はその前後にあると言っても過言ではありません。パリオ祭当日までの熱い熱い3日間をご紹介するので、ぜひ足を運んでみてください!

 

  • 629日と813日@カンポ広場: 馬の選出と抽選

パリオ祭に出場する10のコントラーダと10頭の競走馬の組み合わせを決めます。早朝から馬の選出が始まり、すでに適合試験に合格し一定基準を満たしている馬の中から、レースを走る10頭が選ばれます。午後には パリオ祭に出場する10のコントラーダによる抽選が始まり、 各コントラーダと馬の組み合わせが決定します。

 

  • 629日~73日と813日~16日@カンポ広場: 試走

競走馬が決定した日の夕方、つまりパリオ祭の3日前の夕方から当日の朝まで全6回行われます(朝は9時ごろ、午後は7時半ごろ)。試走は、馬とジョッキーのコンディションを見るためにとても重要とされています。各競争馬はコントラーダの人々に伴われてカンポ広場に入場します。特に盛り上がるのは、祭り前日の夕方に開催される第5回目の試走 “prova generale” 。試走が終わるとコントラーダの人々はゲストとともに集まり、翌日のパリオ祭での勝利を祈願して大規模な晩餐会を行います。試走の見学は無料。晩餐会は各コントラーダによって受け入れ基準が異なります。

 

  • 当日午前@カンポ広場: ジョッキーの祈祷、最終試走など

午前8時ごろ、市庁舎に隣接する礼拝堂で大司教によりジョッキーへの祈祷が行われ、その後まもなく “provaccia” と呼ばれる最後の試走が始まりますが、ジョッキーは夕方のパリオ祭本番に力を温存するので大抵は軽く流す程度の試走になります。

 

  • 当日午後@旧市街各所: 馬の洗礼、大行進など

午後3時ごろ、各コントラーダの礼拝堂で馬の洗礼が行われます。その後、中世の衣装に身を包んだコントラーダの代表やシエナ市の代表が 旧市街を行進し、ドゥオーモ広場に集まります。大聖堂正面あたりで各コントラーダの旗手が旗をふるパフォーマンスを行った後、 カンポ広場への入場まで待機(午後5時ごろドゥオーモ広場から再出発)となるので、レースを広場内で観たい人はこの時点でカンポ広場に戻りましょう。

 

  • 当日夕方@カンポ広場: 各種行進、レース

午後5時ごろには、イタリア国防省の騎馬部隊による華麗な行進に続き、豪華絢爛な衣装が圧巻の行進il Corteo Storicoが始まります。行進が終わると遂にクライマックスのレースとなります。大砲が鳴り、待機していた競走馬の入場が告げられます。 各コントラーダはクジで決まった配置の順に並んでスタートします。各馬は約100メートルのコースを3周してゴールを目指し、一番に到着した馬のコントラーダが勝利の栄光を手にします。 馬だけがゴールした場合も、馬につけられたコントラーダの額飾りが落ちていなければゴールは有効となり、優勝とみなされます。

 

  • 当日夕方@カンポ広場~各教会: 賛歌テ・デウム

祝典はすぐに始まります。コントラーダの人々は優勝旗パリオを受け取ると、神へ感謝の歌テ・デウムを捧げに教会へ向います。7月のパリオ祭の場合はProvenzano教会へ、8月の場合は大聖堂ドゥオーモへ向います。優勝したコントラーダの地区は祝宴に華やぎ、勝利の晩餐が開かれます。コントラーダの教会では、飾られたパリオ旗を見学することができます。

 

イベントが目白押しのパリオ祭。私たちには想像も及ばないほど、シエナの人々にとってパリオ祭はとても神聖なお祭りです。普段は絶対的に安全な町ですが、祭り前後は緊張や興奮から気が立っている人も少なくないので、要らぬトラブルを避けるためにも不注意な言動や行動には気をつけましょう。 世界中の人々がパリオ祭を一目見ようと集まってくますが、「祭りの主役はあくまでもコントラーダに属するシエナの人々」ということを頭の片隅に置いておくと、一層楽しく深くお祭りを 味わうことができるはずです。 また、日中は日差しも強く かなり暑くなるので、日射病や熱中症の対策を万全にして楽しく見学してくださいね!
パリオ祭についての詳しい説明はこちらのページにも載っています。
また、伊太利亜ブログでもパリオ祭の詳細を紹介しています。